2012/10/12 23:51:35
本日の更新は、お休みです。
スパークお疲れ様でした。
当日は、SP主のA月様が欠席されたんですけど、なんとか回りました。
というか、HAPPYは役立たずで、他の売り子様が優秀でした(苦笑
銀土のプチも、大盛況でした。
HAPPYは、学園ものが大好きで、特に3Zが大好物なので
いっぱい3Zを求めて、狩りました。
幸せ~~~!
次回のイベントは、10/14です。
因禁4、SCENE様、B1.
売り子予定です。
及影←日向の小話です。
前回の続きです。
ブログのカテゴリー「及影」で、まとめて読むことができます。
でも、及影は登場してません。
ほぼ日向と菅さんです。
大地X菅原前提です。
次回に続きます。
というか、次回を書きたくて、今回のを書いたという・・・
↓
スパークお疲れ様でした。
当日は、SP主のA月様が欠席されたんですけど、なんとか回りました。
というか、HAPPYは役立たずで、他の売り子様が優秀でした(苦笑
銀土のプチも、大盛況でした。
HAPPYは、学園ものが大好きで、特に3Zが大好物なので
いっぱい3Zを求めて、狩りました。
幸せ~~~!
次回のイベントは、10/14です。
因禁4、SCENE様、B1.
売り子予定です。
及影←日向の小話です。
前回の続きです。
ブログのカテゴリー「及影」で、まとめて読むことができます。
でも、及影は登場してません。
ほぼ日向と菅さんです。
大地X菅原前提です。
次回に続きます。
というか、次回を書きたくて、今回のを書いたという・・・
↓
いつ好きになったのか、分からない。
中学で唯一対戦したあの時か、それともトスを自分に上げてくれた瞬間か、
それとも、最高の飛雄のお陰でネットの頂きが視えた瞬間か。
きっかけは、数えきれないぐらいあった。
どれも、決定打に欠けているような気もした。
『俺たち、付き合っているんだよ』
青葉城西の主将の勝ち誇った声音が、いつまでも耳に残る。
影山は、及川に暴露されたことは怒っていたが、否定はしなかった。
あの性格上、違っていたら、バッサリと切り捨てるはずなのに。
「大王様と付き合ってる、か・・・」
芝生に寝そべっていた日向は、手近にあった芝をブチブチと毟って、ポイポイと投げる。
自分の鬱々した気持ちを捨てるように、その動作を繰り返していたら、頭上から声が掛かる。
どこか、からかうような声だった。
「こら、芝を荒らすなよ」
「菅原さん・・・」
影山と同じポジションの上級生、菅原だった。
困ったように笑って、日向の隣りに腰を降ろした。
彼は、昼食は終わったのかと気軽に話しかけてくれて、日向は思わず漏らしてしまった。
「影山と大王様、付き合っているんですね」
元々日向は、溜め込むのが苦手だ。
遅かれ早かれ、誰かに打ち明けていたのかもしれない。
しかし、口に出した瞬間、シマッタと思った。
突然の告白に菅原は、パチパチと瞬きを繰り返して、日向をマジマジと眺めている。
「あ・・・と、その・・・」
「あ~。気付いたんだ」
取り繕うとした日向に対して、菅原は自身の手を首に当てて、苦笑いをしている。
え?え?!と驚いていれば、まあねぇと頷いている。
心当たりがあるようで、いろいろ教えてくれた。
「よく、青葉城西の主将がいたんだよね」
俺たちも、中学の試合をよく観に行ってたんだよ。
そうすると影山がいる試合に限って、及川がいたからね。
この間の練習試合の後も、影山が忘れ物を取りに行くって、体育館に戻っただろ?
それも、変だなと思ってね。
(あ・・・)
菅原の話に沢山のヒントが、散りばめられていたんだと納得した。
なるほどと頷く。
男同士の色恋に動じない菅原に、不思議に感じた。そう思ったら、口にしてしまった。
「俺、影山が好きなんです」
この流れに乗じて、自身の恋心も菅原に告げてしまった。
自分だけで、悶々とするのは、苦手だから。
「俺、好きなんです」
「知ってるよ」
「それで・・・え?!」
「だから、知ってるって」
日向は分かり易いからさと菅原は、ポンポンと日向の頭を叩いた。
内緒にしてるつもりもなかったが、そんなにバレバレだっただろうか。
でも、日向が好きになるのも分かるよと否定もせず、話を聞いてくれた。
(もしかして、菅原さんも?!)
ライバルが、ここにも?!と疑心暗鬼に陥った日向が、警戒して菅原を見詰めれば
違う違うと大げさに手を振られた。
しょうがないかと菅原は、ポリポリと自身の頬を欠いて
「俺が好きなのは、大地」
サラリと返され、ああ・・と頷きかけて、えええーー!と仰け反った。
まさか、菅原が大地への恋心を抱いていたなんて。
アワアワしていたら、そんなに驚くかなと若干を憂いた顔をしていた。
「付き合っていたんですね」
「うん。そう」
驚きに脱力する日向をよそに、菅原はサラリと答えてくれた。
それに迷いや照れがない分、本当に大地が好きなんだと感じられた。
チームメイトとしてじゃなくて、それ以上の関係だったなんて。
「日向は、どうしたいんだ?」
「え?」
「青葉城西・・・及川と付き合っているし、諦めるのか?」
「・・・!」
(影山・・・)
真っ直ぐな淀みない眸が、良いなと思った。
勝ちに執着していて、たまに不安定になる日向をヅケヅケと叱るところも気に入っている。
そして、日向は影山を信頼している。
(アイツなら絶対に、上げてくれる)
入学して数か月だけど、日向は信じている。
いつの間にか、チームメイトとして以上の気持ちも芽生えてしまった。
影山に好きだと伝えても、明確な応えを貰えなかった。それでも、
「絶対に、負けません」
諦めるなら、こんなに馬鹿みたいに考えたり、悩んだしない。
欲しくて欲しくてしょうがないんだ。
自分だけを見て欲しい。いつも傍にいて欲しい。
●●● あきらめない心 ●●●
「だったら、奪えば良いよ」
菅原は、アドバイスをしつつも、かつての自分を思い出していた。
大地が好きで、しかし、それを必死に隠した。
チームメイトの彼を失いたくなかった。その反面、誰にも渡したくなかった。
「本当は、大地は清水が好きだったんだよ」
「清水って・・・ええ?!マネージャーの?!」
二人がどうこうするイメージが、付かなかったのだろう。
日向は、目を白黒させている。
菅原は自身を落ち着かせるために、持っていたペットボトルを開けて、アクエリアスを一口二口飲んだ。
それはまだ冷えていて、喉へスルリと流れ込んだ。
「後一歩で、付き合うはずだったんだ」
「・・・」
「それを俺が奪ったんだ」
日向の相談を受けていたはずが、自分の懺悔になってしまった。
情けないと菅原は、頭を振った。
腕時計を確認すれば、昼休みがそろそろ終わるころだ。
(変な事、言っちゃったな)
「悪い日向。忘れてくれ」
立ち上がった菅原は、背を向け歩きかけた時、慌てたような声で日向が呼びかける。
しかし、自分の身勝手な顔を下級生に見られたくなくて振り返らなかった。
「菅原さん!」
「・・・」
「大地さん、菅原さんが好きだったから、手を取ってくれたんですよ」
「日向・・・」
本当に菅原さんが好きじゃなかったら、選ばなかったと思いますよ。
手を取るなんて、無理です。
切々と訴える日向に、菅原が感謝しつつも否定する。
(馬鹿だな・・・日向)
菅原は卑怯だから、大地の優しさに付け入っただけだ。
そう思ったが、反論せずに歩き始める。
本当に日向が言った通りだと良いと願いながら。
*
「やっべ!!俺も、戻るかな」
自分が相談するつもりが、菅原の思わぬ話を聞き、なんだか自分のモヤモヤが多少晴れた。
みんな悩んでいるんだと思えば、同じなんだと妙に安心感が沸いた。
上級生だって苦慮するのだ。
「あれ?」
校舎に戻りかければ、その先に影山がいた。
自販機の横にあるベンチに腰を掛けて、携帯で電話をしている。
誰かと話しているようだ。
(影山・・・)
しかし明らかに雰囲気が違って、どこかフワフワした空気だ。
足音を殺して影山に近づけば、携帯に夢中で日向には全く気付いてないようだ。
誰と話すのか気になって、もっと近寄った。
「だから、及川さんは・・・」
話の内容は分からなかったが、相手は青葉城西の主将らしい。
まさか昼休みに、影山が及川と連絡を取り合っているだなんて気付かなかった。
けれど今は、携帯の時代だ。いつだって相手と繋がる。
(影山・・・)
少し及川に向かって咎める声だが、本心じゃないのだろう。
むしろ携帯の向こうの人物が好きなんだと、日向には痛いぐらいに伝わった。
本当に、二人は付き合っていたのだ。
『なら諦めるか?』
不意に菅原の声が、木霊する。冗談じゃない。
今は、自分のモノじゃなくても、これからそうなれば良い。
日向は、ヅカヅカと足音を立てて影山の傍に近寄れば、流石に気付いたらしい。
「日向・・・?!」
日向は、驚いている影山の顔を揚げて息が掛かるぐらい近づく。
その拍子に、ガッシャンと携帯が地に転がった。
しかし、構うものか。
「おい・・・」
「渡さない」
そう呟いて、影山の唇を塞いだ。
中学で唯一対戦したあの時か、それともトスを自分に上げてくれた瞬間か、
それとも、最高の飛雄のお陰でネットの頂きが視えた瞬間か。
きっかけは、数えきれないぐらいあった。
どれも、決定打に欠けているような気もした。
『俺たち、付き合っているんだよ』
青葉城西の主将の勝ち誇った声音が、いつまでも耳に残る。
影山は、及川に暴露されたことは怒っていたが、否定はしなかった。
あの性格上、違っていたら、バッサリと切り捨てるはずなのに。
「大王様と付き合ってる、か・・・」
芝生に寝そべっていた日向は、手近にあった芝をブチブチと毟って、ポイポイと投げる。
自分の鬱々した気持ちを捨てるように、その動作を繰り返していたら、頭上から声が掛かる。
どこか、からかうような声だった。
「こら、芝を荒らすなよ」
「菅原さん・・・」
影山と同じポジションの上級生、菅原だった。
困ったように笑って、日向の隣りに腰を降ろした。
彼は、昼食は終わったのかと気軽に話しかけてくれて、日向は思わず漏らしてしまった。
「影山と大王様、付き合っているんですね」
元々日向は、溜め込むのが苦手だ。
遅かれ早かれ、誰かに打ち明けていたのかもしれない。
しかし、口に出した瞬間、シマッタと思った。
突然の告白に菅原は、パチパチと瞬きを繰り返して、日向をマジマジと眺めている。
「あ・・・と、その・・・」
「あ~。気付いたんだ」
取り繕うとした日向に対して、菅原は自身の手を首に当てて、苦笑いをしている。
え?え?!と驚いていれば、まあねぇと頷いている。
心当たりがあるようで、いろいろ教えてくれた。
「よく、青葉城西の主将がいたんだよね」
俺たちも、中学の試合をよく観に行ってたんだよ。
そうすると影山がいる試合に限って、及川がいたからね。
この間の練習試合の後も、影山が忘れ物を取りに行くって、体育館に戻っただろ?
それも、変だなと思ってね。
(あ・・・)
菅原の話に沢山のヒントが、散りばめられていたんだと納得した。
なるほどと頷く。
男同士の色恋に動じない菅原に、不思議に感じた。そう思ったら、口にしてしまった。
「俺、影山が好きなんです」
この流れに乗じて、自身の恋心も菅原に告げてしまった。
自分だけで、悶々とするのは、苦手だから。
「俺、好きなんです」
「知ってるよ」
「それで・・・え?!」
「だから、知ってるって」
日向は分かり易いからさと菅原は、ポンポンと日向の頭を叩いた。
内緒にしてるつもりもなかったが、そんなにバレバレだっただろうか。
でも、日向が好きになるのも分かるよと否定もせず、話を聞いてくれた。
(もしかして、菅原さんも?!)
ライバルが、ここにも?!と疑心暗鬼に陥った日向が、警戒して菅原を見詰めれば
違う違うと大げさに手を振られた。
しょうがないかと菅原は、ポリポリと自身の頬を欠いて
「俺が好きなのは、大地」
サラリと返され、ああ・・と頷きかけて、えええーー!と仰け反った。
まさか、菅原が大地への恋心を抱いていたなんて。
アワアワしていたら、そんなに驚くかなと若干を憂いた顔をしていた。
「付き合っていたんですね」
「うん。そう」
驚きに脱力する日向をよそに、菅原はサラリと答えてくれた。
それに迷いや照れがない分、本当に大地が好きなんだと感じられた。
チームメイトとしてじゃなくて、それ以上の関係だったなんて。
「日向は、どうしたいんだ?」
「え?」
「青葉城西・・・及川と付き合っているし、諦めるのか?」
「・・・!」
(影山・・・)
真っ直ぐな淀みない眸が、良いなと思った。
勝ちに執着していて、たまに不安定になる日向をヅケヅケと叱るところも気に入っている。
そして、日向は影山を信頼している。
(アイツなら絶対に、上げてくれる)
入学して数か月だけど、日向は信じている。
いつの間にか、チームメイトとして以上の気持ちも芽生えてしまった。
影山に好きだと伝えても、明確な応えを貰えなかった。それでも、
「絶対に、負けません」
諦めるなら、こんなに馬鹿みたいに考えたり、悩んだしない。
欲しくて欲しくてしょうがないんだ。
自分だけを見て欲しい。いつも傍にいて欲しい。
●●● あきらめない心 ●●●
「だったら、奪えば良いよ」
菅原は、アドバイスをしつつも、かつての自分を思い出していた。
大地が好きで、しかし、それを必死に隠した。
チームメイトの彼を失いたくなかった。その反面、誰にも渡したくなかった。
「本当は、大地は清水が好きだったんだよ」
「清水って・・・ええ?!マネージャーの?!」
二人がどうこうするイメージが、付かなかったのだろう。
日向は、目を白黒させている。
菅原は自身を落ち着かせるために、持っていたペットボトルを開けて、アクエリアスを一口二口飲んだ。
それはまだ冷えていて、喉へスルリと流れ込んだ。
「後一歩で、付き合うはずだったんだ」
「・・・」
「それを俺が奪ったんだ」
日向の相談を受けていたはずが、自分の懺悔になってしまった。
情けないと菅原は、頭を振った。
腕時計を確認すれば、昼休みがそろそろ終わるころだ。
(変な事、言っちゃったな)
「悪い日向。忘れてくれ」
立ち上がった菅原は、背を向け歩きかけた時、慌てたような声で日向が呼びかける。
しかし、自分の身勝手な顔を下級生に見られたくなくて振り返らなかった。
「菅原さん!」
「・・・」
「大地さん、菅原さんが好きだったから、手を取ってくれたんですよ」
「日向・・・」
本当に菅原さんが好きじゃなかったら、選ばなかったと思いますよ。
手を取るなんて、無理です。
切々と訴える日向に、菅原が感謝しつつも否定する。
(馬鹿だな・・・日向)
菅原は卑怯だから、大地の優しさに付け入っただけだ。
そう思ったが、反論せずに歩き始める。
本当に日向が言った通りだと良いと願いながら。
*
「やっべ!!俺も、戻るかな」
自分が相談するつもりが、菅原の思わぬ話を聞き、なんだか自分のモヤモヤが多少晴れた。
みんな悩んでいるんだと思えば、同じなんだと妙に安心感が沸いた。
上級生だって苦慮するのだ。
「あれ?」
校舎に戻りかければ、その先に影山がいた。
自販機の横にあるベンチに腰を掛けて、携帯で電話をしている。
誰かと話しているようだ。
(影山・・・)
しかし明らかに雰囲気が違って、どこかフワフワした空気だ。
足音を殺して影山に近づけば、携帯に夢中で日向には全く気付いてないようだ。
誰と話すのか気になって、もっと近寄った。
「だから、及川さんは・・・」
話の内容は分からなかったが、相手は青葉城西の主将らしい。
まさか昼休みに、影山が及川と連絡を取り合っているだなんて気付かなかった。
けれど今は、携帯の時代だ。いつだって相手と繋がる。
(影山・・・)
少し及川に向かって咎める声だが、本心じゃないのだろう。
むしろ携帯の向こうの人物が好きなんだと、日向には痛いぐらいに伝わった。
本当に、二人は付き合っていたのだ。
『なら諦めるか?』
不意に菅原の声が、木霊する。冗談じゃない。
今は、自分のモノじゃなくても、これからそうなれば良い。
日向は、ヅカヅカと足音を立てて影山の傍に近寄れば、流石に気付いたらしい。
「日向・・・?!」
日向は、驚いている影山の顔を揚げて息が掛かるぐらい近づく。
その拍子に、ガッシャンと携帯が地に転がった。
しかし、構うものか。
「おい・・・」
「渡さない」
そう呟いて、影山の唇を塞いだ。
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