2013/01/10 22:41:48
及影の小話です。
及影←日向の三つ巴です。
影山の自慰あり。
前回の続きです。
ブログのカテゴリー「及影」で、まとめて読むことができます。
↓
及影←日向の三つ巴です。
影山の自慰あり。
前回の続きです。
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バシ・・・ッ
体育館に人の息遣いと、ボールの跳ねる音が響いている。
けれど館内に残っているのは、一人だけなのだろう。
部活中なら、大勢の掛け声やシューズの音などで活気に溢れている筈だから。
(及川さん・・・)
飛雄は、部活が終わった後に、青城高校にやってきたのだ。
いつもなら、部員のみんなと買い食いをして、ノンビリ帰るはずだったが
日中の出来事を思い返せば、練習中以外で日向の顔を見たくなかったし
少しでも早く、及川に逢いたかったから。
「及川さん・・・」
そっと扉を開ければ、飛雄の予想通り一人で練習をしていた。
彼はヘラヘラしてるし、いい加減だけど、バレーの情熱は人一倍だ。
暫く眺めていれば、サーブの練習を何本もしている。
この間の練習試合よりも、ジャンプサーブのキレとコントロールが鋭くなっている。
「で、いつまで見ているのかな?」
気付かれてないと思っていたが、及川は振り返り不敵な笑みを浮かべていた。
敵情視察?言っとくけど、手の内はまだ見せないよ。
なんて、ライバル校らしい発言をしていた。
「及川さん・・・!」
「なに?」
「昼間のこと、あの、謝りたくて・・・」
「ふうん?な~んで、トビオちゃんが謝るの?」
お前は、無理やりヤラレただけでしょ?
だったらお前は、悪くないじゃない。
唇を歪めた及川は、眸は全く笑って無くて、飛雄を憎しみの込めた色を浮かべていた。
(及川さん・・・)
彼を傷つけただろうか。
彼の言うとおり、望んで日向とキスをしたわけじゃない。
それでも、別のヤツとキスをしたのだ。もしこれが自分だったら、許せないと思った。
「じゃーさっ」
俺は何とも思ってないけど、飛雄が謝りたいなら、罪滅ぼししてもらおうかな。
こっちに、おいで。
及川が、まだ扉に佇んでいる飛雄に手を差し伸べた。
彼に導かれるまま近づけば、壁に体を乱暴に押し付けられる。打ち付けられた背中が、痛い。
「ツゥ・・・」
「お前は、いつだって無防備だね」
「及川、さん・・・」
「天才だからかな?」
「・・・?」
「あの小さい子が、お前を狙っているのなんて、気付いていたよ」
「・・・!」
いつか、こんなことが怒るじゃないかと危惧していたけどね。その通りだ。
目の前に好きなヤツが、いるんだよ?男なら、手を出したくなるだろ。
お前は、その辺りの機微が全く分かっていない。
「だから、お仕置き」
及川の大きな手が、飛雄の頬をそっとそっと撫でて、その手は少しずつ下に落ちる。
ただ触られているだけなのに、飛雄は情事を思い出してしまい、
次第に、体の奥に熱が灯るのが分かった。
「ねぇ?自分でシテみてよ」
「及川さん?!」
下肢を何度も撫でる及川は、飛雄の焦る反応にペロリと自身の唇を舐めていた。
その仕草にどうしょうもなく意識が奪われる。
キスがしたいと思ってしまう。
「自分でココ、扱いてみてよ」
「あ・・・」
「できるデショ?」
「あ・・・!」
俺が、脱がしてあげるね。
スラックスのベルトをガチャガチャと外す音が、体育館に響く。
そうだ、ここは他校で、しかも体育館。
「及川さん!待ってください・・・」
我に返った飛雄は、人が現れるんじゃないかと気が気じゃない。
練習が終わってても、校内にはまだ生徒がいるかもしれないのだ。
誰かに見られたら、言い訳ができない。
「飛雄、煩い」
「・・・っ」
「ほら、手を貸して」
スラックスを寛がせて、下着も降ろされて、及川が飛雄の両手を下肢へ押し付ける。
下から見上げている及川が男臭くて、雁字搦めになる。
逃げられない。どうしょうもなく溺れてしまう。
(この人が、好きだ)
及川に促されて、飛雄は恐る恐る自身を触る。
自身が反応していて、思わす手を離しそうになるが、
及川が上から飛雄の手を掴んでいて、もっとちゃんと扱いてと命じられる。
「及川さ・・・ん」
「ほら、ちゃんとヤって」
「あぁ・・・ん」
「そう上手いよ」
跪く及川の息が、下肢に掛かってくつぐったい。
飛雄は、腰に力が入らなくなってきて、ズルズルと腰を下ろしてしまう。
上半身を壁へ凭れかけて、及川の言われるまま手を必死に動かす。
「ん。上手だね」
「あぁ・・・ん、や・・・あぁん」
「ココが、トビオちゃんの気持ちイイところだ」
すごいね、もうトロトロ。
及川の指摘通り、下肢はクチュクチュと水音を立てて自身から雫が零れている。
自分で扱いているはずなのに、及川にされてるみたいだ。
(及川さん、及川さん・・・)
キスがしたい。あの唇に奪われたい。
飛雄の強請る視線を感じたのだろうか、及川の指がそっと飛雄の唇に触れる。
けれど、キスはしてくれない。
「もうイキそう?」
「あっ・・・あっあっ・・・」
「じゃ、イっていいよ」
ちゅっと耳元にキスが落ちた。
飛雄は、及川の声に導かれるまま、必死に手を動かし、とぷんと吐き出してしまった。
荒い息をする飛雄の身体を及川が強く強く抱き締めてくれた。
●●● あきらめない心 3 ●●●
「キス、してくださ・・・い」
飛雄が自身を扱いている間も、及川に無言で強請っているのを知っていた。
しかし、わざと知らんぷりをした。
あの唇が、自分以外を知ってしまったせいだろうか。
(そんな潔癖症だったけ?俺)
素直に謝って、及川の言うとおり下肢を乱れさせる飛雄は
快楽に溺れていて可愛いが、同時に憎たらしかった。
それを嫉妬だと気付かないのは、及川はいつも想われる側だったからだろうか。
「及川さん・・・」
「こっちは、俺が触ってあげるね」
「え、あ・・・あぁん。はぁ・・・んぅ」
自身のさらに奥、蕾をそっと突けば、飛雄はハッと及川を見下ろしている。
涙の溜まった眸をペロリと舐めて、挿れて良い?とお伺いを立てる。
もちろん首を横に振っても、及川は止めるつもりは、毛頭ない。
「まだ、固いかな?」
プツッと指一本だけ入れてみれば、まだ及川を抵抗するように固く緊張していた。
及川は、飛雄のシャツの下に肩方の手を入れて、ツンと立ちあがっている紅い実を触れる。
一度欲望を吐き出した飛雄自身を再び後輩に扱かせた。
「及川さん・・・!」
「一度、イッてるから、敏感だね」
「や・・・ソコ、止めてくださ・・・あぁん」
「だって、気持ち良さそうだよ?」
及川の指先が、飛雄の前立腺を攻めたのだろう。
泣き叫ぶような喘ぎ声が、館内に響いた。
普段は部員たちが汗を流す場が、淫らな場に色塗られていく。
(飛雄、飛雄・・・)
2本の指をナカに挿れて、掻き混ぜれば、ビクビクと飛雄の体が跳ねる。
及川の指の出し入れする動きと、飛雄の自身を扱く手の動きが重なり一層淫らだ。
飛雄が、ギュッと眸を閉じた拍子に、涙がポロポロと零れてしまった。
(綺麗だなぁ)
この涙を見るたびに、及川は、飛雄に何度だって恋をしてしまう。
堕ちてしまう。何もかも奪われてしまう。
この鈍い後輩は、負けているのは自分だといつも怒っているが、違う。
(負けているのは、俺の方だよ。トビオちゃん)
「及川さぁん・・・あぁ・・・ん・・・やぁ・・・」
「俺が、欲しい?」
「あぁん、欲し・・・欲しぃ・・・」
「ん、全部あげる」
だから俺にも、飛雄をちょうだい。
そう囁いて強請る飛雄の秘所に入り込み、ナカに触れた瞬間。
あんなに触れたくないと思っていた唇が欲しくなって、唇を重ねる。
「飛雄・・・」
触れるだけだった唇を深いキスに変えて、口内を暴いた。
及川のペースで舌を絡めてたせいで、飛雄は息継ぎができないらしく
トントン・・・と及川の背を叩いて止めようとするが、及川は止めなかった。
「あ・・・はふ・・・」
「トビオちゃん、もっと・・・」
「んっんぅ・・・んぅ」
キスに夢中になり、及川の首にしがみ付く飛雄にニヤリと笑って
秘所に挿入したままだった自身をガンッと突き上げた。
途端に、飛雄の秘所は及川をキュウキュウ締め付けて、離さない。
「あぁ、あぁ、あぁ・・・ん」
「やっばい、飛雄」
それ、気持ち良過ぎ。
飛雄の腰を掴んで、手加減なくガンガンと下から突き上げれば、
ガクンッと後ろに倒れ込みそうになる体を支えて、座位の体位に変える。
「深・・・ぁ、あぁん、イイ・・・」
「ん、気持ちイイね」
「もっと、もっと・・・して、くださっ・・・」
「淫乱」
及川の肩に擦り寄ってしがみ付く、飛雄の耳にそっと息を吹きかけて
酷い言葉を投げかける。
それでも、その声にも反応しているのが、飛雄のナカの締め付けが半端ない。
(どんだけ、良いんだよ)
溺れる。飛雄がどうしょうもなく好きだ。
誰にも渡さない。奪われる気なんて、さらさらない。
及川の腕で喘ぐ飛雄は、自分だけのモノだ。
「イく、や・・・」
「ん。イこうか」
二人で、同時に欲望を吐き出した。
飛雄とは学校も違って、いつも逢えるわけじゃない。
しかし、こうやって抱き合って、お互いの熱を共有すれば、より近づける。
そう信じたかった。
体育館に人の息遣いと、ボールの跳ねる音が響いている。
けれど館内に残っているのは、一人だけなのだろう。
部活中なら、大勢の掛け声やシューズの音などで活気に溢れている筈だから。
(及川さん・・・)
飛雄は、部活が終わった後に、青城高校にやってきたのだ。
いつもなら、部員のみんなと買い食いをして、ノンビリ帰るはずだったが
日中の出来事を思い返せば、練習中以外で日向の顔を見たくなかったし
少しでも早く、及川に逢いたかったから。
「及川さん・・・」
そっと扉を開ければ、飛雄の予想通り一人で練習をしていた。
彼はヘラヘラしてるし、いい加減だけど、バレーの情熱は人一倍だ。
暫く眺めていれば、サーブの練習を何本もしている。
この間の練習試合よりも、ジャンプサーブのキレとコントロールが鋭くなっている。
「で、いつまで見ているのかな?」
気付かれてないと思っていたが、及川は振り返り不敵な笑みを浮かべていた。
敵情視察?言っとくけど、手の内はまだ見せないよ。
なんて、ライバル校らしい発言をしていた。
「及川さん・・・!」
「なに?」
「昼間のこと、あの、謝りたくて・・・」
「ふうん?な~んで、トビオちゃんが謝るの?」
お前は、無理やりヤラレただけでしょ?
だったらお前は、悪くないじゃない。
唇を歪めた及川は、眸は全く笑って無くて、飛雄を憎しみの込めた色を浮かべていた。
(及川さん・・・)
彼を傷つけただろうか。
彼の言うとおり、望んで日向とキスをしたわけじゃない。
それでも、別のヤツとキスをしたのだ。もしこれが自分だったら、許せないと思った。
「じゃーさっ」
俺は何とも思ってないけど、飛雄が謝りたいなら、罪滅ぼししてもらおうかな。
こっちに、おいで。
及川が、まだ扉に佇んでいる飛雄に手を差し伸べた。
彼に導かれるまま近づけば、壁に体を乱暴に押し付けられる。打ち付けられた背中が、痛い。
「ツゥ・・・」
「お前は、いつだって無防備だね」
「及川、さん・・・」
「天才だからかな?」
「・・・?」
「あの小さい子が、お前を狙っているのなんて、気付いていたよ」
「・・・!」
いつか、こんなことが怒るじゃないかと危惧していたけどね。その通りだ。
目の前に好きなヤツが、いるんだよ?男なら、手を出したくなるだろ。
お前は、その辺りの機微が全く分かっていない。
「だから、お仕置き」
及川の大きな手が、飛雄の頬をそっとそっと撫でて、その手は少しずつ下に落ちる。
ただ触られているだけなのに、飛雄は情事を思い出してしまい、
次第に、体の奥に熱が灯るのが分かった。
「ねぇ?自分でシテみてよ」
「及川さん?!」
下肢を何度も撫でる及川は、飛雄の焦る反応にペロリと自身の唇を舐めていた。
その仕草にどうしょうもなく意識が奪われる。
キスがしたいと思ってしまう。
「自分でココ、扱いてみてよ」
「あ・・・」
「できるデショ?」
「あ・・・!」
俺が、脱がしてあげるね。
スラックスのベルトをガチャガチャと外す音が、体育館に響く。
そうだ、ここは他校で、しかも体育館。
「及川さん!待ってください・・・」
我に返った飛雄は、人が現れるんじゃないかと気が気じゃない。
練習が終わってても、校内にはまだ生徒がいるかもしれないのだ。
誰かに見られたら、言い訳ができない。
「飛雄、煩い」
「・・・っ」
「ほら、手を貸して」
スラックスを寛がせて、下着も降ろされて、及川が飛雄の両手を下肢へ押し付ける。
下から見上げている及川が男臭くて、雁字搦めになる。
逃げられない。どうしょうもなく溺れてしまう。
(この人が、好きだ)
及川に促されて、飛雄は恐る恐る自身を触る。
自身が反応していて、思わす手を離しそうになるが、
及川が上から飛雄の手を掴んでいて、もっとちゃんと扱いてと命じられる。
「及川さ・・・ん」
「ほら、ちゃんとヤって」
「あぁ・・・ん」
「そう上手いよ」
跪く及川の息が、下肢に掛かってくつぐったい。
飛雄は、腰に力が入らなくなってきて、ズルズルと腰を下ろしてしまう。
上半身を壁へ凭れかけて、及川の言われるまま手を必死に動かす。
「ん。上手だね」
「あぁ・・・ん、や・・・あぁん」
「ココが、トビオちゃんの気持ちイイところだ」
すごいね、もうトロトロ。
及川の指摘通り、下肢はクチュクチュと水音を立てて自身から雫が零れている。
自分で扱いているはずなのに、及川にされてるみたいだ。
(及川さん、及川さん・・・)
キスがしたい。あの唇に奪われたい。
飛雄の強請る視線を感じたのだろうか、及川の指がそっと飛雄の唇に触れる。
けれど、キスはしてくれない。
「もうイキそう?」
「あっ・・・あっあっ・・・」
「じゃ、イっていいよ」
ちゅっと耳元にキスが落ちた。
飛雄は、及川の声に導かれるまま、必死に手を動かし、とぷんと吐き出してしまった。
荒い息をする飛雄の身体を及川が強く強く抱き締めてくれた。
●●● あきらめない心 3 ●●●
「キス、してくださ・・・い」
飛雄が自身を扱いている間も、及川に無言で強請っているのを知っていた。
しかし、わざと知らんぷりをした。
あの唇が、自分以外を知ってしまったせいだろうか。
(そんな潔癖症だったけ?俺)
素直に謝って、及川の言うとおり下肢を乱れさせる飛雄は
快楽に溺れていて可愛いが、同時に憎たらしかった。
それを嫉妬だと気付かないのは、及川はいつも想われる側だったからだろうか。
「及川さん・・・」
「こっちは、俺が触ってあげるね」
「え、あ・・・あぁん。はぁ・・・んぅ」
自身のさらに奥、蕾をそっと突けば、飛雄はハッと及川を見下ろしている。
涙の溜まった眸をペロリと舐めて、挿れて良い?とお伺いを立てる。
もちろん首を横に振っても、及川は止めるつもりは、毛頭ない。
「まだ、固いかな?」
プツッと指一本だけ入れてみれば、まだ及川を抵抗するように固く緊張していた。
及川は、飛雄のシャツの下に肩方の手を入れて、ツンと立ちあがっている紅い実を触れる。
一度欲望を吐き出した飛雄自身を再び後輩に扱かせた。
「及川さん・・・!」
「一度、イッてるから、敏感だね」
「や・・・ソコ、止めてくださ・・・あぁん」
「だって、気持ち良さそうだよ?」
及川の指先が、飛雄の前立腺を攻めたのだろう。
泣き叫ぶような喘ぎ声が、館内に響いた。
普段は部員たちが汗を流す場が、淫らな場に色塗られていく。
(飛雄、飛雄・・・)
2本の指をナカに挿れて、掻き混ぜれば、ビクビクと飛雄の体が跳ねる。
及川の指の出し入れする動きと、飛雄の自身を扱く手の動きが重なり一層淫らだ。
飛雄が、ギュッと眸を閉じた拍子に、涙がポロポロと零れてしまった。
(綺麗だなぁ)
この涙を見るたびに、及川は、飛雄に何度だって恋をしてしまう。
堕ちてしまう。何もかも奪われてしまう。
この鈍い後輩は、負けているのは自分だといつも怒っているが、違う。
(負けているのは、俺の方だよ。トビオちゃん)
「及川さぁん・・・あぁ・・・ん・・・やぁ・・・」
「俺が、欲しい?」
「あぁん、欲し・・・欲しぃ・・・」
「ん、全部あげる」
だから俺にも、飛雄をちょうだい。
そう囁いて強請る飛雄の秘所に入り込み、ナカに触れた瞬間。
あんなに触れたくないと思っていた唇が欲しくなって、唇を重ねる。
「飛雄・・・」
触れるだけだった唇を深いキスに変えて、口内を暴いた。
及川のペースで舌を絡めてたせいで、飛雄は息継ぎができないらしく
トントン・・・と及川の背を叩いて止めようとするが、及川は止めなかった。
「あ・・・はふ・・・」
「トビオちゃん、もっと・・・」
「んっんぅ・・・んぅ」
キスに夢中になり、及川の首にしがみ付く飛雄にニヤリと笑って
秘所に挿入したままだった自身をガンッと突き上げた。
途端に、飛雄の秘所は及川をキュウキュウ締め付けて、離さない。
「あぁ、あぁ、あぁ・・・ん」
「やっばい、飛雄」
それ、気持ち良過ぎ。
飛雄の腰を掴んで、手加減なくガンガンと下から突き上げれば、
ガクンッと後ろに倒れ込みそうになる体を支えて、座位の体位に変える。
「深・・・ぁ、あぁん、イイ・・・」
「ん、気持ちイイね」
「もっと、もっと・・・して、くださっ・・・」
「淫乱」
及川の肩に擦り寄ってしがみ付く、飛雄の耳にそっと息を吹きかけて
酷い言葉を投げかける。
それでも、その声にも反応しているのが、飛雄のナカの締め付けが半端ない。
(どんだけ、良いんだよ)
溺れる。飛雄がどうしょうもなく好きだ。
誰にも渡さない。奪われる気なんて、さらさらない。
及川の腕で喘ぐ飛雄は、自分だけのモノだ。
「イく、や・・・」
「ん。イこうか」
二人で、同時に欲望を吐き出した。
飛雄とは学校も違って、いつも逢えるわけじゃない。
しかし、こうやって抱き合って、お互いの熱を共有すれば、より近づける。
そう信じたかった。
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